ジブリ新作発表!
- 2010/12/16(木) 23:30:40
コンクリーロ~ド・・ またもやsolitonです。
スタジオジブリの映画最新作『コクリコ坂から』が発表されましたね~。
公式サイトもオープン。
そこでは、脚本・企画を手がける宮崎駿による、割と赤裸々な覚書が公開されたりもしてる。
1980年に「なかよし」に連載されてた、佐山哲郎原作・高橋千鶴による少女マンガが原作。
東京オリンピック前年の1963年。横浜の高校で、生徒のクラブハウスとなっている明治時代の建物の取り壊しが決定。その反対運動をめぐって、主人公の男子、女子生徒の交流が描かれていく。
てな感じの話。
それを宮崎さんは、
「『コクリコ坂から』は、人を恋いうる心を初々しく描くものである。少女も少年たちも純潔でまっすぐでなければならぬ。異性への憧れと尊敬を失ってはならない。出生の秘密にもたじろがず自分たちの力で切り抜けなければならない。それをてらわずに描きたい」
う~んなかなか良い感じだなあ。
主題歌は「ゲド戦記」の手嶌葵が歌う。そして監督は宮崎吾朗さんだ!
『ゲド戦記』はお世辞にも評判が良かったとは言いがたいが、
私的にはまあアリだったわけなので、大丈夫だとは思うが・・・
・・・こんな仮定法過去なことを言ってもどうしようもないが、
ほんっとうに 近藤喜文さんに監督してほしかった!
ジブリの前作『借りぐらしのアリエッティ』の時にも、つい思っちゃったけど、
近藤さんの作画をもっと観たかった。
近藤喜文さんって誰?って方に、
ちとwikiを参照させていただきます。
高畑勲が『火垂るの墓』、宮崎駿が『となりのトトロ』と、長編映画を同時に制作した時期は2人の間で近藤の争奪戦が起こった。高畑は「他は何もいらないから近ちゃんだけ欲しい」、宮崎は「近ちゃんが入ってくれないなら僕も降板する」と言ったという逸話が残っている(結局、仲裁に入った鈴木敏夫の、宮崎は自分で絵が描けるからという助言で、近藤は『火垂るの墓』の制作にたずさわった)。米をよそう際、手首に付着した米粒を舐め食べる動作、など高畑アニメが追求する実にリアルな描写の実現は、近藤の強く鋭い感受性あって初めて可能なものだった。
その後1995年に『耳をすませば』の監督を任される(それ以前から近藤が演出をするという宮崎との約束があった為、宮崎が企画を持ってきた)など、宮崎駿・高畑勲の後継者として将来を期待されていたが、1997年の暮れに解離性大動脈瘤で倒れ、1998年1月21日に47歳の若さで死去した。
『耳をすませば』は、私の中のジブリ作品ランクではかなり上位に来る大好きな作品です。
劇場で初めて観たとき、
スッゲー普通のことを、ものスッゴイ「普通」に描いているところに、
シコタマ仰天したことを今でも思い出します。
なんてこたぁない自然な動きが ゴッついリアルで・・・
まあ、観たこと無い人はいっぺん観て下さい。
観たことある人も、もっぺん観て下さい。
画文集の『ふとふり返ると』もスッゴイ良いですよ。
これを観ると、近藤さんの観察眼や着眼点に驚かされ、
人や物に対する愛情がひしひしと伝わってきます。
ほんとうに惜しい人を亡くしました・・・
なんか、話が脱線してしまいましたな。
とにかく、そういう細かい人間観察とこだわりが、
論理的演出と、神がかった作画技術でリアルな表現となって、
私達が気がつかないうちに染み込んでくる。
それが、安心感だったり、ほっこり感?だったりして、
えも言われぬ気持ち良さに繋がるんだろうなぁ。
だからそういった所が、他のアニメ作品とは一線を画してるからこその
この人気なんだと思うんだよなぁ。
音声特典のスタッフコメンタリーとか聞いてるとそれがよく分かるよ、
特に『けいおん!!』第二期になると、より一段と・・・・・・
あれ?
いつの間にかまた『けいおん!!』話になってた!
いや、でもホント素晴らしいから。
って、コトで soliton っした!
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